どっぺり坂

海に向かって走っていると、「どっぺり坂」という奇妙な名前の階段。

かつてこの坂の上の高台(砂丘の上)に、新潟大学があった。

この坂を下りて、下の飲み屋街(古町)にばかり行くと、留年するよ。

留年はダブるすなわち、ドイツ語でdoppelからなづけられたと。

階段は及第点の60点に1点足りない、59段とか。

www.niigata-u.com

第115回日本精神神経学会学術集会 

午前中のシンポ。

質疑の時間、性犯罪やパラフィリアとの違いのような、質問コメントが続き、心が折れそうになる。

でもその後若手二人からポジティブなフィードバックをいただき、未来に希望。

 

www.c-linkage.co.jp

>委員会シンポジウム6
メンタルヘルスの専門家ないし医療者は性的マイノリティについて何を知るべきか
6月20日(木)10:40-12:40 G会場(朱鷺メッセ 3F 中会議室301B)
コーディネーター

松本 洋輔
岡山大学病院 ジェンダーセンター
太田 順一郞
岡山市こころの健康センター
司会1

松本 洋輔
岡山大学病院 ジェンダーセンター
司会2

太田 順一郞
岡山市こころの健康センター
CS6-1
児童思春期の性的マイノリティが疑われる児童の状態と望まれる対応
シンポジスト1

中山 浩
川崎市こども家庭センター 発達相談支援担当
CS6-2
精神科臨床場面におけるLGBTの患者への対応
シンポジスト2

針間 克己
はりまメンタルクリニック
CS6-3
性的マイノリティの健康: 自分らしさを模索するために
シンポジスト3

森井 智美
昭和大学医学部 精神医学講座
CS6-4
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指定発言者1

遠藤 まめた
教科書にLGBTを!ネットワーク

SOGIの初出

ただの流行語だったのか、今年になってさっぱりきかなくなった、「SOGI」だが。

有力な日本初出の説が分かったので、紹介。

古いUSBを見ていたら、現在、弘前大学助教を務められていて、LGBTの人権問題に詳しい山下梓先生の翻訳案のファイルが見つかった。2008年12月18日に国際連合の総会で発表され、66か国が賛成した、「UN declaration on sexual orientation and gender identity」を「性的指向性自認」という訳語とともに「SOGI宣言」として翻案していた。よって、2008年が多分、初出。

2008 Joint statement

SOGI Statements

うらやすだより

第145回浦安ジェンダークリニック委員会(6/10)報告

  個別症例検討:2例
   ホルモン療法開始:     1名 承認
   ホルモン療法継続:     1名 承認
   ホルモン療法再開:     0名 承認
   乳房切除術   :     1名 承認
   性別適合手術  :     0名 承認 

     ( FTM 1名、 MTF 1名 )
   
   以上、2名が承認されました。

第39回日本性科学会学術集会

学会プログラム、豪華かつ攻め込んだ内容。

内田学会長の意気込みはさすが。

 

第39回日本性科学会学術集会トップページ

会長 内田洋介

2019年10月5日(土)
第11回GID学会エキスパート研修会
第20回日本性科学連合セミナー
6日(日)
第39回日本性科学会学術集会
場所 鹿児島市医師会館
https://map.goo.ne.jp/place/46001275960/
テーマ:新時代の性科学を模索する 〜明治維新ゆかりの地にて〜

 

 

10月5日(土)
第11回GID学会エキスパート研修会
詳細・お問い合わせはGID学会へ
SEE(Sexuality Education & Empowerment) 性教育アカデミー
「こんなとき、どうする? どうみる? 性にまつわるさまざまなトラブル 〜学校現場での被害・加害を中心に」(対話型・ワークショップ)
進行役:野坂祐子大阪大学)・吉田博美駒澤大学)・東優子(大阪府立大学
詳しくはSEEホームページ をご参照下さい
第20回日本性科学連合(JFS)性科学セミナー
「性の健康 —平成から令和へ—」
日本性科学連合ホームページ
20:30頃から 夜の市民公開講座 TENGA Night Special
「お医者さんとみんなで語る!性の健康とマスターベーション
会場:PARTY HALL HINATA(鹿児島市東千石町3-41)
司会:赤谷まりえ(編集ライター)内田洋介(学会長)
講師
福元和彦(福元メンズヘルスクリニック院長)
早乙女智子(ルイ・パストゥール医学研究センター研究員)
今井伸(聖隷浜松病院リプロダクションセンターセンター長)
ゲスト
小室友里(ラブヘルスカウンセラー)
加藤鷹加藤鷹商店)
桂ぽんぽ娘(落語家)
10月6日(日)
第39回日本性科学会学術集会
9:10~10:30 シンポジウム1
「HPVワクチンのこれからを考える」
座長:中川昌之(鹿児島大学泌尿器科)
1.「HPVワクチン接種後神経障害の実際とその治療」
高嶋博 (鹿児島大学神経内科)
2.「自分で考え自分で決める。HPVワクチンは最高の性教育ツール」
高橋幸子(埼玉医科大学産婦人科)
10:40~12:00 シンポジウム2
「歴史の中のLGBT
座長:針間克己(はりまメンタルクリニック)
1.「日本史の中のLGBT(のような人たち)」
三橋順子(明治大学文学部)
2.「歴史から見つめる鹿児島の性」
東川隆太郎(かごしま探険の会)
13:00~14:55 シンポジウム3
セックスワーク:論じられてこなかった視点とは何か」
座長:東優子(大阪府立大学
1.「性産業における<ヘテロセクシュアル男性研究の不在問題>」
赤谷まりえ(編集ライター)
2.「セックスワーカーのリスク・アセスメントのリテラシー
要友紀子SWASH代表)
3.「セックスワークの世界からみるトランスジェンダーの性」
畑野とまと(トランスジェンダー活動家・TGJP代表)
15:05~15:55 特別講演
「生と性と死を考える」〜お坊さんが行う中学校性教育授業を通して〜
座長:永井敦(川崎医科大学泌尿器科)
演者:古川潤哉(浄土真宗本願寺派)
16:00~17:00ユースセッション
「次世代に繋ぐ性科学 〜令和の性科学を語る〜」
座長:大川玲子(日本性科学会理事長)
柳田正芳(若者世代にリプロヘルスサービスを届ける会)
1.「性のあいもこいもinかごしま」
柳田優依(鹿児島大学大学院保健学研究科助産学コース・かごしまピア研究会)
2.「令和時代のセックスミュージアム:令和の次世代にバトンを渡すために」
イロタカ(セックスミュージアム設立準備委員会)
3.「これからのSEX界を担う若手は何を考えているのか」
岡野めぐみ(みんなのSEXを考える委員会)

womxn

pinknews中のAna Arriola さんのtweet(翻訳は省略)を読んでいたら、「womxn」という見慣れない単語が。

調べてみた。

A spelling of "women" that is a more inclusive, progressive term that not only sheds light on the prejudice, discrimination, and institutional barriers womxn have faced, but to also show that womxn are not the extension of men (as hinted by the classic Bible story of Adam and Eve) but their own free and separate entities. More intersectional than womyn because it includes trans-women and women of color.

Urban Dictionary: womxn

「women」をより包括的、進歩的に表した単語。女性の直面する、偏見、差別、制度上の障壁を明らかにするだけでなく、女性は男性(men)の延長版(アダムとイブの聖書の話が示すような)ではなく、独自の自由で独立した概念であることを示す。「womyn」より、横断的な言葉だ。なぜなら、womxnはトランス女性や有色人種の女性も意味するからだ。

 

 

別のサイトにはwomynとの使い分けが詳しく。

https://www.dailydot.com/irl/womyn/

Womyn is associated more with the often white, cisgender sector of the feminist movement, while womxn denotes gender fluidity and inclusivity.

 

womynフェミニスト運動の中で、白人、シス女性との関連が深く、womxnはgenderの流動性や包括性を含意する。