去年の今頃「くたばれGID学会」というタイトルのイベントがあった。
このタイトルに対し、いまだに批判があるようだ。
思想の違い以外に、「くたばれ」という言葉へのとらえ方に、世代間格差があるのではと思い、少し調べてみた。
そもそもは「くたばれヤンキース」というミュージカル・映画があった。(1955年)。
これを本歌として、「くたばれジャイアンツ」という歌ができる。阿久悠が作詞し、フィンガー5が歌う。(1976年)
「くたばれヤンキース」は、日本でも上演。(1985年)
ついでに、ウェディングベル中で「くたばっちまえ、アーメン」(1981年)
すなわち、昭和50年代、ある種「くたばれ」ブームだったのである。
そのため、50代60代の昭和世代にとって「くたばれ」は、ライバルへのエールというニュアンスを含み感じる言葉である。
一方、そういう経験のない若い世代は、「くたばれ」は100%のヘイトの言葉として感じるのかもしれない。