TGEUの トランスジェンダー殺害データ

三橋順子さんが、TGEUの トランスジェンダー殺害データを紹介していたので、私も少し分析した。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-04-01-3
http://transrespect.org/wp-content/uploads/2017/03/TvT_TMM_TDoV2017_Tables_EN.pdf

ブラジル、メキシコ、米国で、トランスジェンダー殺人が多い。
ただこれらの国は、もともと殺人事件が多い国では?
そこで各国の殺人件数を推測し、その中のトランスジェンダー被害者の割合を推測した。
http://www.globalnote.jp/post-1697.html

国、TG殺人(9年間)、殺人発生率(1年10万人あたり)、人口、年間殺人数推測、殺人1000名中のTG殺人

ブラジル:938,24.59,2億、5万、2.0
メキシコ:290,15.69,1、3億、2万、1.6
米国:  160,3.86,3.2億、1.2万、1.5
コロンビア:115,27.92、4700万、1.3万、1.0
ベネズエラ:111、62、3000万、1.8万、0.7


インド:62,3.21,12.5億、4万、0.17
フィリピン:34,9.88、1億、1万、0.37
パキスタン:39,7.81,1.8億、1.4万、0.31
タイ:16,3.91,6700万、2600,0.68
韓国:1,0.74,5千万,370,0.3
シンガポール:1,0.25,540万,14,7.9
日本:1,0.31,1.3億,400,0.28


トルコ:44,4.3、7500万,3200,1.5
イタリア:32,0.79,6千万,480,7.4
イギリス:8,0.94,6500万,600,1.5
フランス:5,1.24, 6600万、818, 0.68
ドイツ:2,0.89,8000万,720,0.5




以上わかりにくいからまとめると。
中南米はもともと殺人が多く、その中でトランス犠牲者が占める割合も1000人中1-2名と多い。
アジアは殺人はあまり多くなく、トランス犠牲者が占める割合は1000名中0.5人程度。
ヨーロッパは殺人は多くはないが、イタリアは、トランス犠牲者の占める割合が高い。


日本はもともと殺人が世界で少ない国で、その中のトランス犠牲者の割合も低い。
二重の意味で安全。


ただし、
アフリカ等はそもそも統計がしっかりしてない。
カウントされるにはトランスだと可視化されている必要がある。
セックスワーカーの国際比較。
などさらなる検討は必要。