GID学会第17回研究大会

朝日を浴びて無事起床。
ホテルの眼下には、堺市が。
あちこちに、古墳があり興奮。
おお、あれが、仁徳天皇陵か。

勢い余って8時前に大阪府立大に。
でも会場がわからず。
守衛もいなく呆然。
仕方なく徘徊し、無事、東学会長発見。


で、専門医向けの講習会だったのだが、なぜか一般公開で、早起きの当事者も参加。数十人ほど。
http://gid17osaka.kenkyuukai.jp/special/?id=13624
でもせっかくの機会なので、日ごろは言えない、ネットではけっして知ることのできない診断のポイントを話す。


その後学会メイン会場に。
上川あやさん発見。世田谷区、渋谷区の政治状況についてご教示いただく。


で学会開始。
高垣 雅緒
「 トランスジェダー の脱病理化と人権 の脱病理化と人権」
高垣先生はMTFで医師で、preecha先生のところで学ばれたり,gooren先生と議論したり、フィールドワークでアジアの国々で、当事者インタビューしたり、朝日新聞で、特例法の手術要件撤廃を訴えたりと。
幅広い経験と深い学識に感服。


次の上川さんの話を聞き終わったところで、昼休みがないことが判明。
あわててラーメンを食べに行く。


「児童・生徒と性別違和 」
その前のシンポで中塚理事長が「特に子供は人権ではなく医療の方向からのほうが理解が得やすい」と発言していたので、その趣旨を質問してみた。
「子供には人権概念の理解は難しいので・・」といった感じの説明だった。


国際的には、身体治療の必要性のない子供の性別違和に関しては、強く脱病理化の議論がなされているので、ちょっと難しい問題だなと思った。


「性差構築からみる同一障害の治療戦略」
宮島先生の発表で、性格調査をし、MTFが自己超越性(夢見がちな傾向)が高い、というのが興味深かった。性別違和の結果ともいえるし、原因とも考えられる。


長崎大の黒滝直弘先生が、GIDの遺伝子研究をしているという話で、「医者としては原因が判明すれば、その原因を除去したい」といった趣旨の発表をされていた。
『除去』というのが、気になった。


「教育・医療現場における臨床心理士のかわり」
臨床心理士の演者3人が女性で、座長が男性精神科医、というのはジェンダーバランスが悪いかな、と思った。


初日は300人。


で懇親会。
同時に当事者交流会もあり、懇親会は主として専門家の人。
昔は入り混じって面白かったが。
まあ、旧知の人と話して楽しかったが。


明日も早いので早めに就寝。