同性愛などの「性的少数者」、7割がいじめ経験

産経
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140505/edc14050520290005-n1.htm
同性愛などの「性的少数者」、7割がいじめ経験
2014.5.5 20:29
 同性愛や性同一性障害などの性的少数者(LGBT)の約7割が子供のころ、学校でいじめや暴力を受けたことがあるという調査結果を民間団体「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」(東京)がまとめた。

 調査は昨年10〜12月にインターネットを通じ、主に関東地方で育った10〜35歳を対象に実施。小学校から高校までの学校生活について尋ね、609人から有効回答があった。内訳は、生まれたときの体の性別が男性は219人、女性が390人。

 いじめや暴力に遭った経験を複数回答で尋ねたところ、「言葉による暴力」(53%)と「無視・仲間外れ」(49%)が多く、「身体的な暴力」は20%、「服を脱がされるなど性的な暴力」も11%いた。いずれも経験がない人は32%で、413人(68%)が何らかの暴力を受けていた。


http://mainichi.jp/select/news/20140508k0000m040107000c.html
性的マイノリティー:7割いじめや暴力経験 学校生活調査
毎日新聞 2014年05月07日 21時16分

 性的マイノリティー(LGBT)の自殺防止などに取り組む団体「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」は7日、性同一性障害や同性愛などの若者609人に実施した学校生活実態調査の結果を公表。約7割がいじめや暴力を受けた経験があった。そのうち約3割が自殺を考えたことがあるなど、いじめが深刻な傾向がうかがえた。

 調査は昨年10〜12月、インターネットを通じ、小中高校時代を関東地方で過ごした10〜35歳の当事者に呼びかけ、自己申告した女性390人、男性219人から回答を得た。

 いじめや暴力の被害を尋ねたところ、68%が「言葉による暴力」「身体的暴力」「性的暴力」「無視・仲間はずれ」のいずれかを経験。時期は小学低学年から学年が上がるごとに増え、中学2年がピークだった。

 被害の影響(複数回答)として、「自殺を考えた」は32%▽「リストカットなどで自分の体を傷つけた」は22%あった。

 自分がLGBTと気付いても「誰にも言えなかった」は男性53%、女性31%。周囲に明かした際の相手(複数回答)では、多くは同級生など同世代の友人で、「担任教諭」は13%にとどまった。

 同団体共同代表の遠藤まめたさん=活動名=は「担任教諭ら(LGBTの)子どもを取り巻く大人に知ってほしい」と話している。【五味香織、山田麻未】