性別変更した「夫」、「父親」として認められず

あっという間の却下だな・・・。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121228-OYT1T01196.htm
性別変更した「夫」、「父親」として認められず
性同一性障害を理由に戸籍上の性別を女性から変更した大阪府の男性(30)とその妻(31)が、第三者精子による人工授精で誕生した長男(3)を夫婦の子(嫡出子)として認めるよう求めた審判の即時抗告審で、東京高裁(下田文男裁判長)は26日の決定で、夫婦側の即時抗告を棄却した。


 長男は非嫡出子(婚外子)として取り扱われ、戸籍の父親欄は空欄となっている。東京家裁は10月、「男性に生殖能力がないことは明らかで、長男との父子関係は認められない」として申し立てを却下。高裁も「家裁の判断は相当だ」と支持した。

(2012年12月28日21時25分 読売新聞)


朝日
http://www.asahi.com/national/update/1228/TKY201212280564.html
性変えた夫の嫡出子と認めず 東京高裁
 心と体の性が一致しない「性同一性障害」で女性から男性に性別を変えた夫(30)とその妻(31)=大阪府東大阪市=が、第三者精子を使った人工授精で妻が産んだ男児(3)を嫡出(ちゃくしゅつ)子として戸籍に記載するよう求めた審判で、東京高裁は、申し立てを退ける決定をした。26日付。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121228-00000061-mai-soci
性同一性障害訴訟>高裁も父と認めず
毎日新聞 12月28日(金)19時35分配信

 性同一性障害特例法に基づいて戸籍上の性を女性から変更した東大阪市の会社員男性(30)が、第三者からの精子提供で妻との間にもうけた男児(3)の戸籍上の父親かどうかを争った家事審判で、東京高裁(下田文男裁判長)は26日、男性を戸籍上の父親と認めなかった東京家裁の決定を支持し、夫婦の即時抗告を棄却した。夫婦は最高裁に特別抗告・許可抗告する方針。

 特例法に基づく性変更は戸籍に記載されるため、男児の出生届を受け付けた東京都新宿区役所が職権で父親欄を空欄にした。東京家裁は「戸籍の記載から男性に生殖能力がないことは明らかだ」として区役所の判断を追認していた。

 男性は28日、高裁決定を受けて「精子提供だけでなく、卵子提供や代理出産などいろいろな家族の形があることを受け入れてほしい。最高裁では真剣に扱ってもらいたい」とコメントを出した。【丹野恒一】