「受理できない」と小川法相 性同一性障害の男性、嫡出子認定申し立てで

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120127/trd12012713480014-n1.htm
産経
「受理できない」と小川法相 性同一性障害の男性、嫡出子認定申し立てで
2012.1.27 13:44
 性同一性障害で戸籍の性別を女性から変えた大阪府東大阪市の男性(29)が、第三者との人工授精で妻との間に生まれた男児を嫡出子として認めるよう求めていることについて、小川敏夫法相は27日の記者会見で「夫婦間の子供ではなく(嫡出子としての出生届は)受理できない」との見解を示した。

 小川法相は、厚生労働省などでの医療倫理の検討を踏まえ、法改正を含め今後、検討する考えを明らかにした。

 男性は2008年に戸籍の性別を変更し結婚。男性の実弟精子を使った人工授精で09年に男児が生まれた。男児は現在、戸籍がない状態となっており、男性は27日、本籍のある東京都内の区役所に男児の出生届を提出し、受理されなかった場合は東京家裁に不服を申し立てるとしている。

 10年には当時の千葉景子法相が救済策の検討を表明したが、法改正には至らなかった。