新潮45 2011年11月号 p42-47
http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/newest/
精神科医の野田正彰先生が「大阪府知事は「病気」である」という記事を書いていた。
橋下徹知事の政策を批判し、人格的問題点を指摘し、
シュナイダーの「自己顕示欲求精神病質者」あるいは
ICD10の「演技性人格障害」と診断していた。
精神科医が、政治家の政策を批判するのは自由だと思うが。
政治的意見を異にする相手に精神疾患のレッテルを貼り、人格を攻撃するのはやってはいけないことだと思った。
御高名な先生だけに残念。
さらに調べると。
野田先生、橋下知事は、山口母子殺人事件で接点があったようだ。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/yamaguti.htm
すなわち、野田先生が被告の弁護側として、精神鑑定。
橋下知事が弁護団を批判、という関係。
弁護側の人間として、野田先生が橋下知事に対して立腹し、その後、橋下批判をしている、という構造なのかもしれない。
気持ちは分かるが。
精神鑑定を行った精神科医が、まわりからあれやこれやと批判されるのはよくあることである。
しかし、それに対して、泰然として動じない、というのが精神科医としてのプライドだと思う。