「性的なことば」拝読。
読み出したのはけっこう前だったが、分厚くて、拾い読みしていて、読み終わるのに時間がかかった。
増刷が続き、売れ行き好調とのこと。
その理由は、スケベ心を満足させてくれるからではなく、日本語のおもしろさにあると思う。
すなわち、性的な言葉は人々にとって身近である分、言葉として生きていて、その変遷がきわめてダイナミック。
そのため、その語源や広がったいきさつなどがどれも日本語的に興味深いことこの上ない。
そういう意味では漢字本と一緒で日本語ブームに乗ってのベストセラーと言う気もする。
個人的には、モロッコで性転換をしていた都市がカサブランカでなく、マラケシュだというネット情報が興味ぶかかった。
確かにWIKIにも記載あり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B3
>これは現在の男性から女性への性転換手術の技法が、モロッコのマラケシュに在住していたフランス人医師ジョルジュ・ビュルー(Georges Burou)により開発されたことに起因する。フランスのキャバレー「カルーゼル」に所属していた多くの「性転換ダンサー」たちがビュルーの手術を受けたことから有名になり、一時期は世界中から、「女性に生まれ変わりたい」という願望を抱く男性たちが大量にマラケシュに押し寄せる状況が見られた。
うわさの出所は。カルーセルさんが冗談で
「マラケシュで魔羅消し」
と言っていたかららしい。
- 作者: 斎藤光,澁谷知美,三橋順子,井上章一
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- 発売日: 2010/01/19
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