『ナンパを科学する―ヒトのふたつの性戦略―』

『ナンパを科学する―ヒトのふたつの性戦略―』を読む。
著者の坂口菊恵先生は、業界的には、「性同一性障害者のホルモン動態に関する研究―唾液中の複数ホルモン濃度一斉測定法を用いて」の共同研究者として知られるが。
http://orange.zero.jp/ksakaguti.bird/


この本は恋愛に関する科学的知見のあれこれを記述していて、興味深い事この上ない。


一番興味を引いたのは、こんな研究。
女性は、やや女性的な顔の男性を好む。
しかし、妊娠可能性が高い時期には、男性的な顔の男性を好む。
さらに、女性は血中エストラジオールの上昇に伴い、男性ホルモン濃度の高い男性の顔を好むようになるという。


ということは、ホルモン療法を始めたMTFが、マッチョな男性にひかれるようになるというのは生物学的にも根拠があるのかも。

ナンパを科学する ヒトのふたつの性戦略

ナンパを科学する ヒトのふたつの性戦略