「高杉晋作」を読む。
著者の池宮彰一郎氏は、司馬遼太郎作品との類似性が指摘されているが、本作品も、司馬遼太郎の『世に棲む日日』と、
・幕府の上海派遣役人はアホだったと切るところ、
・高杉晋作が吉田松陰によって、自分を知ることができ感激するところ、
・長州ファイブのうち、ヨーロッパ残留組はただの欧州かぶれにしかならなかったと、だめだしするところ、
・山県有朋は、だめ人間と評価が低いところ
なだ類似点多すぎ。
人物の解釈のパクリだけに、作家としては致命的。
池宮氏は漢字の使い方がうまく、文章も切れ味があり名調子であるのに、そういった癖があったのは、まこと残念。
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