ゲイ・マネーが英国経済を支える!?

「ゲイ・マネーが英国経済を支える!?」拝読。
著者は英国在住で、自らシビル婚もされたらしい。
ゲイの使うお金(ピンク・ポンド)が、すさまじく、それはいかに英国経済をうるおしているかという話。
英国には360万人のゲイがいて、年間18兆円の市場となっていて、英国経済の活力となっているとのこと。
特に、結婚式やハネムーンは大盛りあがりだとか。


初耳だったのだが、家具のIKEAは、広告にゲイカップルを使うなどゲイフレンドリーな企業として知られているらしい。
ちなみに、お茶の水の某クリニックは、IKEAの家具が5点ほど使われているのだが、それはもっぱら経費削減のためであったのだが。
そういえば、しらかばさんのところも、IKEAでそろえてるようだ。


本は全体的に文章もおもしろく、大変読みやすかった。
真っ向から「ゲイの人権を」と主張するのも良いが、こういうアプローチも現実的で興味深い。


ただ、第3章で、「桃色に輝くオナベ企業」というタイトルで、「ゲイが大好きな人」という意味で「オナベ」を使っているが、「おこげ」というべきだったような。
著者は英国在住なので仕方ないけど、だれか編集さんが気づかなかったのか・・・。


追記
youtubeIKEA,CM発見。


ゲイ・マネーが英国経済を支える!? (新書y)

ゲイ・マネーが英国経済を支える!? (新書y)