LGBT初級講座 まずは、ゲイの友だちをつくりなさい

LGBT初級講座 まずは、ゲイの友だちをつくりなさい 」拝読。
著者の松中権さんは、電通マンであり、LGBT支援のNPO、グッド・エイジング・エールズの代表。
つまり、電通LGBT調査の、「中の人」であり、今日のLGBTブームの仕掛け人といってもいいだろう。


タイトルは、なんかインチキビジネス啓発本みたいだが、本の内容はある意味定番で、大半は、カミングアウトを通じて家族、職場、友人との関係が深まり、著者の成長する様子が描かれている。
周りの反応はいつも素晴らしいのだが、環境に恵まれているというより、著者のポジティブさが、周囲の好反応を引き出しているともいえるかもしれない。


正直なところ、最近の、LGBTブームは電通的ちゃらさがちょっと、あれっていう感じだったが。
本を読み終わり、昔見た映画「存在の耐えられない軽さ」を自由連想した。
プラハが舞台で、ちゃらい男が主人公なのだが、ナチスが侵攻してきたとき、隠されていた強い信念が明らかになる、といった感じの映画だった。


著者及びその仲間たちのさらなる活躍を期待したい。


あと、さっきアマゾンで見たら、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」が腹筋のターザンでちょっと笑った。

Tarzan (ターザン) 2015年 5/28号 No.672 [雑誌]2015/5/7

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存在の耐えられない軽さ [DVD]

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