性同一性障害の性別変更 要件緩和の改正案が参院通過 今国会で成立へ

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性同一性障害の性別変更 要件緩和の改正案が参院通過 今国会で成立へ
6月4日11時42分配信 産経新聞


 心と体の性が一致しない性同一性障害者の戸籍の性別変更を可能にする特例法の改正案が4日午前の参院本会議で全会一致で可決、参院を通過した。性別変更要件のうちの「子どもがいないこと」(子なし要件)を、子どもが成人すれば変更できるよう緩和する。同日中に衆院に送付、今国会で成立する見通し。
 平成15年5月成立の特例法で、家裁に審判を請求し認められれば変更が可能になったが、20歳以上で現在結婚していない場合などに限定。子どもがいる場合は「家庭が混乱する恐れがある」との指摘で子なし要件も加わった。
 性同一性障害者から見直しの要望を受け、与党は4月に「子どもが成人すれば影響もない」と要件を緩和する改正案を決定。民主党は全面撤廃を求めたが、付則に「必要に応じて検討を加える」と明記することで合意した。