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性同一性障害:「子なし要件」全廃を 当事者ら、24日にフォーラム−−生駒 /奈良
◇戸籍の性別変更を容易に、特例法改正目指す
性同一性障害(GID)の人が戸籍の性別を変えやすくする活動の輪を広げようと、フォーラム「性同一性障害特例法の改正を求めて」が24日午後2時、生駒市元町1の市コミュニティーセンターで開かれる。GIDの当事者で同市在住の会社員、森村さやかさん(47)=通称=らが主催する。森村さんが自分の体験や、子どもがいないことを性別変更の要件とする性同一性障害者性別取扱特例法の「子なし要件」全廃への思いを語る。【高瀬浩平】
生駒市議会が昨年12月、特例法の見直しを国に求める意見書を可決したのをきっかけに、市内でフォーラムを開くことになった。市民に理解を深めてもらうとともに、国会議員らに支援を呼び掛ける考え。
フォーラムでは小笹浩樹・生駒市議が意見書を可決させるまでの経緯を説明。性同一性障害と法律の関係に詳しい大島俊之・九州国際大教授(民法)が、「子なし要件」の問題点を解説する。
特例法が成立した時も、地方議会から活動の輪が広がった。森村さんは「法律改正の足掛かりにしたい」と意気込んでいる。
毎日新聞 2008年2月19日