性同一性障害特例法における性別適合手術と戸籍の変更

小野幸二:性同一性障害特例法における性別適合手術と戸籍の変更
産婦人科の世界58.2006.81-83p
http://www.igakunosekaisha.com/sanfujinka/s5803.htm
を読む。


著書は大東文化大学法科大学院長・教授、弁護士。
雑誌の特集自体が「私は産みたい」なので、読む前には楽しみにしていたが。
論文自体は、主たる引用文献が新聞記事で、中身も大島学説の紹介にとどまっていて。


それよりなにより。

議員立法である本法に積極的に取り組んでこられた参議院議員南野智恵子(注、ママ)前法務大臣は、子無し要件を置いたことは今回の特例法の重大な欠点であり、世界のどこにも、子無し要件を置いている国はない、法務省当局は子の利益のために父の性別は男性のままにしておくべきだと言うが、逆に戸籍上の性別が女性に変わることによって、生活実態に合致して、父親が少しでも幸せになることこそ、子の利益、子の福祉に適うのではないか、と主張されている。


には、もはやコメント困難。

産婦人科の世界 2006年 03月号

産婦人科の世界 2006年 03月号