性同一性障害患者支援センター
第1回 海外招待講演
「台湾の性別適合手術の現状」
性同一性障害に対する認識はこの10年で大きく深まりました。2003年には「性同一障害性者の性別の取り扱いの特例に関する法律」も制定され、性別変更が可能になりました。また、2006年には「性同一障害に関する診断と治療のガイドライン」も改訂され、従来の倫理委員会のハードルが取り払われようとしています。しかしながら、我が国の性別適合手術の実施率は依然として諸外国に比べ低いのが実情です。理由として、技術の施設間の格差、高額な医療費、手続きの煩雑さ、が上げられます。そのため海外で手術を受ける患者数は増加の一途をたどっております。そこで今回の講演では、FTM(女性から男性へ)の性別適合手術の権威である、台湾の方榮煌(ファン)教授をお招きし、台湾における治療の歴史や現状、日本からの手術依頼の方法などについて発表していただきます。さらに後半のパネルディスカッションでは、日本の性別適合手術の専門家を交えて、各施設での手術方法・結果・診療システム・費用の違いについて討論をします。
開催日時:4月29日(日曜日)13:30より
場所:東京ウィメンズプラザホール(B1F)
東京都渋谷区神宮前5-53-67
*JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩12分
*地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅下車B2出口より徒歩7分
参加費:シンポジウム1000円、懇親会3000円
申し込み:gid@nagumo.or.jpのアドレスへお願いいたします。
プログラム:
13:00〜13:30 開場、受付
13:30〜13:45 開会の辞
山口悟:「支援センターの役割」
13:45〜14:45 招待講演
ファン教授:「台湾の性別適合手術の現状」
14:45〜15:00 休憩
15:00〜16:30 パネルディスカッション
日台の性別適合手術の専門医による討論
埼玉医大総合医療センター形成外科・美容外科教授 原科孝雄先生をお招きしております
17:00〜19:00 懇親会
性同一性障害者支援センター
ナグモクリニック内