性別違和者、小児愛者、フェティシストにおける性的対象配置の障害3

8月30日の論文翻訳(http://d.hatena.ne.jp/annojo/20060830/p1)、
9月1日の論文翻訳(http://d.hatena.ne.jp/annojo/20060901/p2)続き。


対象同一性倒錯の伴わない、小児性愛フェティシズムの症例


症例1
26歳男性。女児のスカートに、自分のウンチをこすりつけること10回にて逮捕。4歳のとき、オムツをしていたことを思い出した。それ以来、オムツをはいて、その中にウンチとおしっこをするようになった。そうすると気分がよかった。11歳のときより、そうすると性的に興奮するようになった。
これは、多くのトランスベスタイトと似ている。彼らは思春期前は女装することで気分がよかったが、思春期になると、女装で勃起し射精するようになる。


症例2と3
2人とも小児愛者で、女児のパンツにフェティシズムがある。


症例4
17歳男性。知的には境界域(やや知能が低いということ)。子供の雪遊び着を盗んでは、それをつかって、公衆の面前でマスターベーションをする。自分自身を子供と想像しているかどうかははっきりしない。


症例5
22歳男性。彼も知的には境界域。7歳の女児パンツを着用。女児への性的いたずらもあり。


コメント
第一の症例は、フル女装して性的に興奮するものの、自分自身を女性だとは想像しないという、トランスベスタイトに対応する。
残りの症例は、個別のアイテムにフェティシズムがあるものに対応する。


続く。