「10/11 女性から男性に――英国初の性転換GP、誕生!」というニュース。
10/11 女性から男性に――英国初の性転換GP、誕生!
UK Today BY JAPAN JOURNALS
http://www.japanjournals.com/dailynews/051011/news051011_2.html
telegraph 2005.10.9.
Richard, the first transsexual GP, was Vanda, the miner's daughter
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2005/10/09/ntran09.xml&sSheet=/news/2005/10/09/ixhome.html
2005.10.13.The Sun
Vanda's been doctored
http://www.thesun.co.uk/article/0,,2-2005470214,00.html
「お、ついに英国のGender Recognition Act(性別承認法)が動き出したか」と思ったのだが。
Press For change には、
>Fast track applications are for people who have transitioned at least six years ago. For the first six months, the GRP will deal exclusively with these applications.
(最初の審議対象者は、6年以上性別移行を行っているもの)
と書いているけれど、この先生、最近まで女医として働いていたようなので、ちょっと疑問。
で、記事をよく読むと、
>became the first person to be re-registered as a male doctor by the General Medical Council.
(General Medical Councilから、男性医師としての再登録を認められた)
と書いてある。
だから、gender recognition panelに認められて、全般的な性別登録が変更になったわけでなく、医師登録のみが変更になったということだろう。
日本では、戸籍変更しないと医師免許証の性別変更はできないが。
あとこのニュースの感想として。
・性別変更前の女性時代が、MTFに見えるのはさすがというべきか。
・ FTMゲイであるのが興味深い。
>Dr Curtis felt that he was "a gay man trapped in a woman's body".
(女性の体に閉じ込めらたゲイのように感じていた)
一般的には「a man trapped in a woman's body」という表現だが。
>People have said to me, well if you can sleep with a man anyway, why bother? But it's all about trying to appear on the outside as you feel on the inside.
(男とセックスできるんだったら、なにが問題なんだ、って聞く人もいる。
でも、自分の内側で感じていることを、外側にも出したい、というだけのことなんだ。)
今後の更なるご活躍を。
追記:
その後、
「医籍登録には性別記載はない」との指摘を受けた。
名前変更だと、変更の必要はあるが、性別変更だと、もともと記載がないので変更の必要はないようだ。