【トランスジェンダーの日】理解が深まっているとは言い難い

興味深いネタをニュースにするなあ。
今どきの若者は、この日のことは知らないと思うが…。


http://www.47news.jp/47topics/e/288615.php
トランスジェンダーの日】理解が深まっているとは言い難い
山形新聞】コラム<談話室>■男か女か−だけではない社会を考えたい
▼▽岡山で2月に、女性から男性へ戸籍上の性別変更を求めた家事審判があった。性別を適合させる手術を事実上強制している性同一性障害特例法は違憲と訴えたが、「不合理とまではいえない」と申し立てが却下された。

▼▽県内で先月上映された荻上直子監督の「彼らが本気で編むときは、」は、育児放棄された少女が、叔父とそのトランスジェンダーの恋人の3人で暮らす疑似家族を描いた映画。体と心の性が異なるトランスジェンダーに、周囲が向けるのは無理解と差別に満ちた冷たい目だ。

▼▽LGBTなどの性的少数者について見聞きする機会は増えても、理解が深まっているとは言い難い。1月の本紙連載「生きやすさ求めて」は県内にも少なからず、根強い固定観念の下で悩む人たちがいることを紹介した。身近にある問題だと認識を新たにした人も多かろう。

▼▽きょう4月4日は「トランスジェンダーの日」。性同一性障害トランスジェンダーの支援・自助グループが「桃の節句(3月3日)と端午の節句(5月5日)の間で、性の多様性に理解を深めるきっかけに」との制定理由を記す。男か女か−だけではない社会を考えたい。

(2017/04/04付)