自称アスペルガー障害と本物をどう見分けるか

雑誌「精神科」3月号は、「特集 II 自称○○障害と本物をどう見分けるか」なので、ほかの論文も面白い。
http://www.kahyo.com/new-se.html
「自称アスペルガー障害と本物をどう見分けるか  昭和大学烏山病院精神科 金井智恵子ほか 」
も、興味深いというか、どっかにているというか。


自称アスペルガー障害が増えていると。
理由の一つとして、アスペルガー障害が、「記憶力の良さ」「芸術的な才能」などの特殊な能力を持つ人がいることより、ブランド化しているからだと。


で、自称の人は、診断がほしくて、事前にネットや本で調べてきて、アスペルガー障害の特徴を訴えようとする、と。


しかしながら、鑑別診断においては、養育者から詳細な情報を得ることで自称か本物かが明らかになる。
すなわち、自称の場合、養育者から、小さい頃は普通だった、などということが語られることになる。


GIDでも、親に聞いたら、「最近急に言い出しただけで、子どものころは全然普通でした。子どもの書いた自分史は、親の目から見ると全然違います」などという話は結構ある。


ただ、GIDだと、「変に見られないように隠していた」と反論したり、あるいは二次性(途中から性別違和が明らかになる)の場合なんかもあって、ただちに鑑別とはならないところが悩ましい。