「異常とは何か」

「異常とは何か」拝読。
ナチスの研究で知られる精神科医の小俣先生の御著書。


タイトル通り,正常と異常についての考察。
正常と異常のモデルを、


1. 正常と異常と二分されるモデル
2. スペクトラムとして、正常と異常との間に境界領域があるモデル


という従来の二つのモデルを示した後、


3. メビウスの輪のように正常と異常が表裏連続につながったモデル


を提唱。
すなわち、文化や時代背景により、正常が異常になり、異常が正常になりうると。
たとえば「健康帝国ナチス」では、健康を極端に追求するあまり、それがアウシュビッツのような異常なものを生み出したと。


興味深かった。

異常とは何か (講談社現代新書)

異常とは何か (講談社現代新書)