人の数だけ・・・〜性同一性障害者、おなべな僕が逮捕された!?〜

「人の数だけ・・・〜性同一性障害者、おなべな僕が逮捕された!?〜」を読む。
http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-03900-8.jsp
「武中駿介」というFTMの人の女子拘置所での手記を「大島珠璃」がまとめたもの。
一応小説だそうだが、ある程度は実話なのかも。


個人的には
>自らの性転換手術に充てても余りあるほどの金銭を用いても、僕は自分の考えを世間に発信したかった。


という箇所が印象的。
多額の金を出して、自費出版する情熱は本当にすごいと思う。
まあ、でも同じ自費出版でも、新風社のように倒産しなくてよかったと思う。


あと、留置所ではホルモン療法OKだったそうだが、拘置所では、だめだったらしい。


全体的には独房内で深められた、人生に関する思索がエッセイ風に語られている。

人の数だけ…~性同一性障害者、おなべな僕が逮捕された!?~

人の数だけ…~性同一性障害者、おなべな僕が逮捕された!?~