WPATH改名問題

HBIGDA(Harry Benjamin International Gender Dysphoria Association)がWPATH(The World Professional Association for Transgender Health)に改名したことが、今、学会内で議論となっている。


反対理由は、基本的には、改名が、会員の投票を経ずして行われたという手続き問題。
さらにHarry Benjaminの名前がなくなることへの不満が大きい。
すなわち、Harry Benjaminを神とあがめる旧世代と、transgender以降の新世代という世代間対立がありか。


反対派の代表は今度日本にも来る精神科医のGreen。
今の会長はFTM法律家のStephen Whittle。
その点では、医療者VS当事者という側面もあるのか。


Greenは法律家でもあり、Whittleとは法律家同士のバトルでもあり。
二人ともイギリス人だし、gender recognition actをめぐる対立が過去にひょっとしてあったのかも。


どうなるかはよくわからないが、改名や、identity変更には、こだわりのある人々なので、簡単には収まらないか。