「トランスジェンダーとして生きる」を読む。
- 作者: 真木柾鷹,山田正行
- 出版社/メーカー: 同時代社
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
http://akita.cool.ne.jp/esto/
セクシュアリティ、トランスジェンダー、性同一性障害についての一般的説明や、ESTOの活動歴なども、記されているけれど。
非常に興味深かったのは、真木さんの個人的セクシュアリティ。
真木さんは、FTMに対して、性指向(性嗜好?)があるという。
その理由は、内面的なメンタルな部分では、男性に魅力を感じるけれど、男性特有のアンモニア臭が苦手なのだという。
その結果、アンモニア臭のしない男性、ということでFTMに惹かれるそうだ。
じつに奥が深い。
でも、男性ってそんなにアンモニア臭いかな。
あるいは逆に、FTMでもホルモン療法すると、アンモニア臭くなったりしないのかな。
謎。
あと、本文中「インタージェンダー」と言う言葉も出てきて、おお、と言う感じ。
確か、この言葉、5年ぐらい前の、三橋順子さんの造語で、「ジェンダーが、男女いずれでもない人」と言う意味だったと思うけど。
最近はあまり見ることもなかったので、新鮮であった。
と言うわけで、初心者からマニアまで、得るところの多い一冊と言えよう。