「ED治療薬広告図像のイコノロジー」2

annojo2005-09-10


今日はバイアグラ


3通りの解釈が可能。


基本的図柄としては、建物群と、大きなバイアグラと、飛行機がある。
飛行機は離陸している感じ。
つまり解釈その1は、「バイアグラを飲んで離陸しよう」、すなわち人生を再出発しよう、という意味か。


解釈その2.
写真では分かりにくいが、建物群は、都庁や、富士山などなので、日本を表している。
その日本に、巨大なバイアグラがどんとある。
でこの巨大バイアグラが何を意味するかがポイント。
ヒントは、宣伝のコピーが「世界で証明された安全性」であること。
すなわち、このバイアグラは、地球を意味している。
ご丁寧に、地球の傾きと同じように、バイアグラも傾いている。
「pfizer」という文字、および、飛行機の軌道は、水平面に対して、約20度。
地球の傾きは23,4度なのでほぼ近似値。

http://www.zoshindo.co.jp/Rjiten/kisetu.htm
傾きの向きが反対方向なのは、ご愛嬌で。
「地球的(世界的)な薬のバイアグラが日本に来てます」という意味。


解釈その3.
もうおわかりだろうが、レビトラと同じく、飛行機はペニスを暗示している。
こちらは、垂直面(時計の6時の方向)に対して、90足す20で110度。


ということで、バイアグラとレビトラの広告比較のまとめ。


バイアグラ:「世界的」を強調。ペニスはこっそり表現。勃起角度は110度。
レビトラ:ペニスを露骨に表現し、勃起角度もバイアグラより5度多い115度。


つまり、守りのバイアグラ、攻めのレビトラという感じ。


ついでに考察すると、勃起角度は、地球の傾きと密接な関係があるかもしれない。


そんなわけないか。