ハリケーン、カトリーナの被災者が、飢えてカニバリズム(人肉食い)?

今日の、「日刊ゲンダイ」読んでたら、こんな記事。


>非人道的な事件の中で最もショッキングな人肉食いは地元の黒人公民権運動活動家がウェブサイトで紹介したもの。「ハリケーン奇襲後4日間、飲まず食わずの黒人たちはまるで野良犬同然。空腹のために転がっている死体を切り裂いて食べ始めた」と記している。


とあった。
驚き、調査。


どうやらこのサイトが情報の出所らしい。
確かに、こんな記述。


>It is reported that black hurricane victims in New Orleans have begun eating corpses to survive. Four days after the storm, thousands of blacks in New Orleans are dying like dogs. No-one has come to help them.
(ニューーオーリンズのハリケーンの黒人犠牲者は、生き残るために死体を食べだした、との報告がある。嵐の4日後、ニューオーリンズの何千という黒人たちは、みじめに死んでいる。誰も彼らを助けに来ない。)


でもよく読んだら、その上の部分にこんな記述。


>RETRACTION: The claim in the first sentence in my post was incorrect. I had been told this was happening, but these claims have turned out to be unsubstantiated.


(撤回:最初の文章の主張は不正確であった。そのようなことが起きているという話は聞いた。しかしその話は、確証がないということが分かった。)


要するに、言いだしっぺがデマだったと認めているのだ。
しかし、すでに日本にもそのデマは新聞記事で広まっている。
記事にする前に裏ぐらい取りそうなものだが。
インターネット時代でも、災害時の流言蜚語は昔と変わらず広がるようで。
まったく。