「女医裏物語―禁断の大学病院、白衣の日常」拝読。
K(O)大学医学部の、医学生および研修医の風俗・習慣が知れて興味深かった。
たとえば、男子学生は、ワイシャツ・ネクタイ・革靴でなければいけなくて、スニーカー厳禁だそうだ。
さすがの身だしなみだ。KO医大生がやたらにもてるのには、こんなところにも秘密があるのかも。
(今から30年近く前、KO医学部のヨット部かなんかのパーティーに潜入したことがあるが、そのとき、男子医大生が20人くらいしかいないので、きれいな女子大生が150人くらいいて、驚嘆したことがある)
今からでも遅くないので、私もそう言う服装に変えようかしら。
また、医局の入局願書には「親のサインとハンコ」が必要らしい。
「うちの子が精神科に入局したいといってますけど反対です。うちの子には向いていません。最近、精神科医のブログばかりインターネットで読んでいるので影響を受けただけです。子供の頃からずっと見ているので分かります」
などといって、親が反対するのかな・・・。
あと、内容として、看護助手さんと精神科の患者さんを小ばかにしたような記述が何度も出てきたのが残念だった。
著者は、結婚して今は医者をやめ、主婦業をしているとのことだが、医者を続けていたら、もう少し物の見方が変わったかも、と思った。
- 作者: 神薫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/06/10
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