合理的な診察順位

患者さんの診察の順番というのは難しい。


原則1.並んだ順
モノを買う場合や、遊園地のアトラクションなどの場合、並んだ順というのはかなり合理的。
ただ、それはそのサービスにかかる時間がほぼ皆一定だからである。
患者さんの場合、診療時間は一定ではない。


原則2.時間の短い順
そこで、たとえば1分かかる人と1時間かかる人がいる場合、1時間の人が先に来ても、1分の人を先にやるのはさほど問題はない。
ただ、この場合、1時間かかる人はいつまで立っても順番が回ってこない、ということにもなりかねない。


原則3.待ち時間が平均化するようにする
そこで、たとえば30分かかる人と10分かかる人がいた場合、30分かかる人がすでに30分待っていれば、この人を先に見る。
すると二人とも30分ずつ待つことになる。


この原則3つは、特にどれが優先順位が高いというわけではないが。
順番を飛ばされても、長く待たされても不快になるだろうから、
適宜組み合わせていくしかない。