SAYURI

SAYURI」見る。
ハリウッドが作った芸者の話。

SAYURI [DVD]

SAYURI [DVD]

見る人見れば、突っ込みどころ満載の映画なんだろうが。
外人程度にしか、知識がない私がそれなりに面白かった。
日本というとより、ブレードランナーサイバーパンクニッポンで。


ブス役で工藤夕貴が出てるだけで、あとは皆、中国人女優というのも愛国者の私としては残念だが。
ただ主役の子ども時代を演じた、大後寿々花という女優がペドファイルでない私としても最高だったので、よしとしよう。


ストーリー後半、敗戦、戦後となり、進駐軍むけの、自称芸者が街にあふれる。
それに対して、主人公が
「芸者になる修行もしてないのに、ただ着物を着ただけで皆が芸者を名乗っている」
と嘆く。
このせりふ、どっかで聞いたことあるなあ、と思ったら。
セクシュアルサイエンスの座談会で、三橋順子さんが、


> つまり、バレていようがバレまいが,男/女として世の中でやっていくには,ある程度のジェンダーの獲得は必要だということです。そのためにはノウハウやテクニックが必要になる。生得的な女性が何10年もかけて身につけてきたジェンダーを,MTFトランスジェンダーはごく短期間で習得しなければならない。それってそんなに簡単なことじゃないんですよ。従来の論議ではそこらへんがズボッと落ちている。

 なにも私たちより上の世代みたいに,腿に薄紙を挟んで内股で歩く練習をしろとか,脚が開いたら物差しで叩かれるみたいな修行をしろとは言わないですけど。
http://www.medical-tribune.co.jp/ss/2006-3/ss0603-4.htm


と言っていた。
似てるような似てないような。