女装した若者らに公開むち打ち刑、スーダン

http://www.afpbb.com/article/life-culture/religion/2746057/6046308
女装した若者らに公開むち打ち刑、スーダン
2010年08月05日 15:54 発信地:ハルツーム/スーダン
【8月5日 AFP】スーダンの裁判所は4日、イスラム教徒の若い男性19人に対し、「女装した」罪で公開のむち打ち刑を実施した。

 首都ハルツーム(Khartoum)からナイル川を挟んだ対岸にあるオムドゥルマン(Omdurman)の裁判所は、「不適切な服装」など公衆道徳に反する行為を禁じる法律に違反したとして、各人にむち打ち30回の刑および500〜1000スーダンポンド(約1万7000〜3万4000円)の罰金刑を言い渡した。

 むち打ち刑は判決後ただちに執行され、AFP特派員によると、数百人が見守った。

 国内メディアは、被告らは「同性愛者」で、同性婚をしようとしていたと報じている。スーダン北部では、同性愛を禁じるイスラム法が適用されている。

 同国では去年、ズボンを履いた女性記者が同じく「不適切な服装」を禁じる法に触れ、むち打ち刑が言い渡されるという事件があった。その後、国際的な批判を受け、この女性記者は罰金刑へ減刑された。(c)AFP


http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-16654720100805
スーダンで女装した男にむち打ち刑、「道徳乱した」
ハルツーム 4日 ロイター] スーダン当局は4日、女性用の服をまとい化粧をしていたイスラム教徒の男19人に対し、道徳規範を破ったとしてむち打ち30回と罰金の刑を言い渡した。むち打ち刑は判決直後に約200人の目前で執行された。
 判事によると、警察はパーティー会場の強制捜査で、19人が「女性的なスタイル」で踊っているのを発見。公衆道徳規律を乱した罪に問われた。

 複数の地元紙によると、パーティーは同性同士の結婚を祝うために開かれたものだったという。

 被告人に弁護士は付いておらず、法廷では弁論も行われなかった。ある法律関係者は、匿名を条件に「世論とメディアが先入観を持った判断を下しており、(裁判で)勝てる見込みがない」とコメント。弁護士は怖がってこうしたケースを引き受けないと述べた。