出版依頼

診断書書きとblog更新だけで、お腹いっぱいになってしまい、最近はすっかり執筆意欲がなくなってしまった。
そのため、新たに論文書こうとか、本を出版しようという気にならない。


しかし、見知らぬ出版社から出版依頼が。
「どんな内容の依頼かな」と、依頼文を読み出すと。
「ご専門のお話をまとめたご著書を刊行され、貴院を積極的にアピールされることをご提案いたしております」
とある。これまでの依頼とはちょっと違うなあ、と思いながら読み進めると
「出版費用:150万」
とあった。
もらえるんじゃなくて、払うんだ、とちょっとがっくり。
そこの会社の出版物には、「色で病気がなおった」「ゆらすだけで痛みがきえる」「病院も薬もほうり出せ」といった、力強いタイトルが並んでいた。

わたしも「性同一性障害がぐんぐん治る奇跡のアンノ式メソッド」みたいなタイトルで、書いてもらえば、患者さんがぐんぐん集まって、お茶の水に病院ビルが建つかな、と一瞬思ったけれど。


150万あれば、神田達磨のたい焼きが1日1個ずつ30年間は食い続けられるので、たい焼き好きの私としては、出版は泣く泣く断念した。