<「2つの同じドア」のご案内>

<「2つの同じドア」のご案内>

「あなたは今 自分ですか?
ありのままの自分を認め、お互いを認め合えたら・・・」

GID性同一性障害)の人々との出会いから始まったトランス☆プロジェクトもおか
げまさで第5回公演を迎えます。
同じ舞台に立ち、共に創り上げていく、演劇というカタチを借りて、演じてもスタッ
フもそして観客のみなさまにも、「本当に自分」を見つめ、理解し、認め合える機会
になれば・・・
そんな願いを込めて、2007年夏、いよいよ開幕します。

「2つの同じドア」吉祥寺シアターにて

構成、演出 花房 徹

「2つの同じドア」は人間の生の話です。
参加者は今までいきてきた自分の経験、体験の中から 共通の、またはそれぞれの生
きるキーワードを探します。

タイムテーブル
8月9日(木) 19:00〜
 10日(金) 14:00〜
       19:00〜
 11日(土) 14:00〜  
 12日(日) 14:00〜
(開場はそれぞれ開演の30分前)

前売り 3,200円
当日  3,500円
(日時指定、全席指定)

ちけっとぴあ Pーコード 377−493

または劇団 03-3360-2480(トランス☆プロジェクト内PAZOOパズーまで)

【作品内容】
「2つの同じドア」
私たちは子供の頃から沢山の事を教わります。幼稚園、学校はもちろんのこと、両親
から、兄姉から、知ったかぶりの同級生から、そして友達が遊びに来ているお兄ちゃ
んの部屋のヒソヒソ声から。その情報は何倍にも増えていきます。

でも、全てを「丸のみ」するわけにもいきません。選ばなければならない時もありま
す。
中には間違った情報をもう何年も信じていた、なんてこともあるでしょう。

そして今まで全く知らなかった現実に突然出会います。
性同一性障害」 躰と心の不一致、どんな苦しみなのだろう、どんなに生きづらい
ことなのだろう。
イヤ他にもある、社会の中の矛盾や偏見と同じように、どうやら、子供の頃の「どう
して?」「何故?」に答えきれていない大人の世界の歪さが要因しているのではない
だろうか。

芝居の後半は、どこかの観光地、何かの災害があったのだろうか、公民館の一室に沢
山の人が避難している。そこは沢山の価値観が隣同士であり、短い期間ではあるがそ
こでのルールも必要になる。

性同一性障害」を初めて知る人、面倒だと考える人、理解しようと努める人、避難
という事態も忘れ、そこに居る人たちの「これまでの生き方」がひしめきあっている
・・・

何か、「性同一性障害」という問題が、他の沢山の問題と同一線上にあるかのように
芝居はふと終わっていく。