四日市市議会:旧社会党結成以来、社民の議席ゼロ 幹部、危機感募らせる /三重

2007.4.24.毎日新聞三重
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/archive/news/2007/04/24/20070424ddlk24010293000c.html
四日市市議会:旧社会党結成以来、社民の議席ゼロ 幹部、危機感募らせる /三重
 四日市市議選(22日投開票、定数36)で、社民公認の新人、小路ゆかり氏(43)が落選し、社民は旧社会党の結党以来、市議会で守り続けてきた議席を失った。県内で公認で当選した地方議員はゼロになり、松阪市多気町に党籍を持つ議員がいるだけで、党幹部は「党の存在意義にかかわる」と、危機感を募らせている。
 社民は、旧社会党時代の80年代には市議会で最大7議席を有していた。民主へ移る議員もおり、99年には1議席に。今回の市議選で、現職の引退を受け、性同一性障害を持つ小路氏を擁立した。選挙戦では、福島瑞穂党首も応援に駆け付けた。小路氏の得票は1470票で38番目になり、最下位当選者に293票及ばず、落選した。党県連合の服部親三幹事長は「政党として最有力だと考え、擁立したが、準備不足だった。党の若返りを図り、今後も公認候補を出していきたい。出せないと、党の存在意義にかかわる」と話している。
 小路氏は04年11月の市議補選に立候補して落選し、2回目の挑戦だった。
 市議選では、合併で市議になった旧楠町議の戦いも注目され、立候補した現職3人のうち2人が当選した。【飯田和樹】


2007.4.23.読売新聞中部
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/070423_5.htm
女性として出馬落選 ――統一地方選
 性同一性障害で、戸籍とは異なる女性として三重県四日市市議選(定数36)に立候補した新人の小路(しょうじ)ゆかりさん(43)(社民)=写真左=は1470票を獲得したものの、38位となり、落選した。

 同市議選には42人が立候補し、激しい選挙戦となった。小路さんは、広範囲に訴えて理解を求めようと、連日3、4か所で街頭演説し、「自分の経験をもとに政治を変えたい」と訴え続けた。社民党の福島党首も応援に駆けつけて支持の浸透を図り、陣営では、「激励の電話が相次ぎ、女性層から手応えがある」と期待を込めていたが、及ばなかった。

(2007年4月23日 読売新聞)