札医大が性別適合手術 道内初男性2人 全国は既に100例

GID治療実施の7箇所ってどこだろう。
・手術の後に、職場で性別移行ということか。


札幌テレビ(2006年7月25日(火)「どさんこワイド180」)
http://www.stv.ne.jp/news/item/20060725185407/
◆”性同一性障害” 札医大で手術成功
心の性と体の性が一致しない「性同一性障害」。その治療のための「性別適合手術」いわゆる「性転換手術」が、札幌医大病院で行われました。手術を受けた1人は、「ホッとしている」と話しました。

手術を受けた一人は、札幌の会社員、大城美咲さん(42歳)です。職場では男として仕事をしていましたが、自分の性に違和感を持ち、手術前にはコウ話していました。
(大城美咲さん)「肉体は男性として生まれたので男性に近づこうとしたんですけど、やはりそれはごまかしだった。ごまかして生活していたうちは何とかしのいでいたが、やっぱりごまかし切れるものではない。自分の中でも・・・」
大城さんの性別適合手術は、6月28日に、道内第一例として行われました。7時間に及びましたが成功したということです。現在は回復が充分ではないので、カメラ取材は避けたいとの事でしたが、電話口では、「ホッとしています。職場も私が望む性での勤務を認めてくれました。女性の服装での出勤、女子トイレの使用など、来月から新しい生活が始まります」と話してくれました。札幌医大では今回、大城さんのあとに、もう一人が、男性から女性への手術を受けています。


http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060725&j=0045&k=200607257865
北海道新聞
医大性別適合手術 道内初男性2人 全国は既に100例  2006/07/26 00:44
 札医大病院は二十五日、心と体の性が一致しない性同一性障害GID)で治療中の男性患者二人に対し、六月から七月にかけ、体を心の性に一致させる性別適合手術を行ったと発表した。手術は成功し、二人は既に退院した。性別適合手術の実施は北海道、東北では初めて。全国では、これまでに百例程度実施されたとみられる。
 手術を受けたのは、ともに札幌市在住の四十二歳の男性。手術日はそれぞれ六月二十八日と七月十一日で、精巣を取り除くなどした。手術時間は約七時間。二人とも術後十日程度で退院した。
 同病院によると、二人の患者は、男性の体に違和感を持ち、二○○三年から同病院に通院。ともにGIDと診断され、道内唯一の同病院の専門外来で、カウンセリングなどの精神療法や、女性ホルモンを注入するホルモン療法を受けてきた。
 今年五月には同大倫理委員会が、患者の精神状態や家族の支援、病院の態勢などの条件を検討したうえで、「治療の進み具合と本人の強い希望」を理由に、両人に対する性別適合手術の実施を承認していた。
 同病院GID委員会委員長の斎藤利和教授(神経精神科)は「無事に終わってよかった。今後も手術の申請があれば、詳しく検討し、条件が整えば順次実施していきたい」と話した。同病院では、女性も含め約三十人が手術の承認を待っているという。
 GID治療は日本精神神経学会ガイドラインに基づき、同病院など国内七カ所で実施されている。