スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐を、昨日やっと鑑賞。

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 (ソニー・マガジンズ文庫―Lucas books)

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 (ソニー・マガジンズ文庫―Lucas books)

映像、アクション、共にすばらしく、期待通りの傑作だが。


アミダラ女王が、だめ女になっていたのは残念。
エピソード1では、美しく、機転が利き、行動力もあったすばらしい女性だったのに。
今回は、なんかおろおろするだけの馬鹿ぶり。
バリバリのキャリアウーマンも、恋してしまえば、愚かになるみたいな、悪しきジェンダーステレオタイプというか。
あるいは、DV夫、アナキンと結婚したがゆえに、共依存に堕ちていったというべきか。
何とかならなかったものか。


あと、スターウォーズシリーズは、登場人物と演じる役者がだんだん年取っていって、その人生の各ステージを定点観測して行くわけだが、なんか日本にも似た話しあったな、と思ったら、「北の国から」だった。
そうして考えると、「アナキン」と「純」はかなり似ている。
起承転結を見ると。



北海道の大自然で暮らす純。
大宇宙の中で暮らすアナキン。



母親と死に別れ、繊細で傷つきやすい純/アナキンの心に影をおとす。
そんな純/アナキンも、都会の中でだんだん大人になっていく。



そして、ある日セックスを覚えた純/アナキン。
相手を妊娠させるが、適切に行動が取れず、葛藤を生み出す。



そして
「僕は汚れてしまいました」純
「ダークサイドに落ちた」アナキン。


ついでにいえば、田中邦衛ヨーダのようだ。
2人とも、人生に大切な奥深いせりふをいろいろ言うのだが、実際にはちっとも役立たない。
まあ、人生じたばたしたところで、なるようにしかならん、というか。