精神神経学雑誌2004.106.10.P1337
を読んでいたら。
第105回北海道精神神経学会の中に、
17.当院GID(性同一性障害)クリニック受診者の性指向と同胞内順位について
小野澤淳 (札幌医科大学神経精神科)
という演題発見。
MTF24名を調べたところ、同性愛(男性に魅かれる)では、そのほかの性指向のものと比較しBergin's Index(同胞内順位の指標)が有意に高かったという。
つまり簡単に言うと、男が好きなMTFは、兄貴や姉貴がいる場合が多いということ。
さらに、姉より兄の数が多い傾向が認められた、とのこと。
で、このデータは欧米の報告と一致したとのこと。
こういう兄弟に関するデータはなんか見たことはあるのだが、あんまり関心なかったのだが、どんなものなんだろうか。
MTF24と、サンプルはかなり少ない。
たとえば、同性愛MTFが10名で、その他14名とか、そんな感じの数だろう。
そんな少ない数で比較して、有意差が出るということは、かなりはっきりした差だと思うが。
個人的には兄弟数とかの差などの印象はないのだが。
うーん。真相はどうなんだろう。
もっとサンプル増やして、今度のGID研で発表してくれないかな。
演題出てないようだと、大島会長のほうから頼んでみるとか。