FTM戸籍変更20-24歳、年別推移

はりめん調べ。

 

年 20-24歳人数/全体FTM人数 %

2005 1/9 11.1

2006 2/15 13.3

2007 4/29 13.8

2008 18/70 25.7

2009 11/57 19.3

2010 25/85 29.4

2011 28/81 34.6

2012 43/109 39.4

2013 47/127 37.0

2014 33/102 32.4

2015 35/126 27.8

2016 43/134 32.1

2017 40/123 32.5

2018 31/107 29.0

2019 12/104 11.5

 

考察

やはり、20代前半FTMは減少傾向か。

2012年がピーク。2012年に24歳だったFTMは、1988年生まれ。14歳の時に金八を見た、まさに金八世代。

長期的にみると、やはり金八効果はあったのではないか。

また近年はLGBTが普及。

10年くらい前は、コミュニティは、もっぱら手術をめざすFTM集団。

参加すると、アテンド会社系の人が手術のすばらしさを説き、形成されたペニスを皆で鑑賞、といったことが多かった。

最近の10台の若者は、成人式、パレード等LGBT系のコミュニティに参加。

病理化されてないLGBの人と接したり、SRSまでせず堂々と生きているTの人と出会う機会も多い。

よって20台前半のFTMが減少、それが昨年の戸籍変更者全体数の減少、といったことになっているのかもしれない。

 

あと、かつての戸籍変更動機に、会社就職にあたり男性として、というのがあった。

最近は企業の理解が進み、あまり戸籍変更の必要性はない。

一方で20代後半では、結婚を考えるようになり、戸籍変更するものは、変わらずいるため減少は見られない。

つまり、主たる変更動機が、就労から結婚に変わったともいえるかも。