性同一性障害に理解を、GID学会が都内で研究大会開催へ

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神奈川新聞
性同一性障害に理解を、GID学会が都内で研究大会開催へ
2011年6月1日

 性同一性障害6 件(GID)への理解を深め、医療をより身近なものにしようと、GID学会は「研究大会」を4、5の両日、東京都品川区大崎のゲートシティ大崎で開催する。当初は3月下旬の開催を予定していたが、東日本大震災の影響を考慮し、延期していた。同学会は参加者を募集している。

 研究大会は、日本で初めて性別適合手術が行われた翌年の1999年以来、毎年開かれており、今年で13回目。この間、法整備が進み、戸籍変更が可能になるなど、GIDを取り巻く環境は大きな変化を遂げた。しかし、いまだに対応できる医療機関数が限られ、情報が少ないこともあり、社会の理解が進まない状況が続いている。

 大会では、同学会会長でナグモクリニック名古屋院長の山口悟医師をはじめ、精神科医や学者らが登壇。生殖医療の現状や問題点、GIDで悩む思春期の子どもたちへの対応などについて講演する。

 問い合わせは、ナグモクリニック電話03(3490)5757。