ケチなので、シングル「友達の詩」と曲がダブるのがもったいないなあ、と実は考えていた。
ところが「冗談なんかじゃないからネ」を聴いて、ぶったまげた。
同じ曲なのに、ぜんぜん違うものになっている。
シングル盤のほうは、正直言って、いかにもB面という、なんかしょぼい歌だったのが。
アルバムのほうは迫力満点。
シングル盤のほうは、男に依存している未熟な小娘の歌にしか聞こえないのだが、アルバムのほうは、男に依存する振りしながら実はもてあそんでいる、大人の女というか。
あるいは、シングル盤がマゾ女の歌としたら、アルバムのほうは、両刀遣いのSM女というか。
あるいは、硬直化したトランスセクシュアリズムから、変化自在なトランスジェンダリズムへの脱皮というか。
とにかく感服。
- アーティスト: 中村中,浦清英,井上鑑,河野伸,四家卯大
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (24件) を見る