中村中様、「冗談なんかじゃないからネ」

中村中様、アルバム「天までとどけ」拝聴。


ケチなので、シングル「友達の詩」と曲がダブるのがもったいないなあ、と実は考えていた。


ところが「冗談なんかじゃないからネ」を聴いて、ぶったまげた。
同じ曲なのに、ぜんぜん違うものになっている。


シングル盤のほうは、正直言って、いかにもB面という、なんかしょぼい歌だったのが。
アルバムのほうは迫力満点。


シングル盤のほうは、男に依存している未熟な小娘の歌にしか聞こえないのだが、アルバムのほうは、男に依存する振りしながら実はもてあそんでいる、大人の女というか。


あるいは、シングル盤がマゾ女の歌としたら、アルバムのほうは、両刀遣いのSM女というか。


あるいは、硬直化したトランスセクシュアリズムから、変化自在なトランスジェンダリズムへの脱皮というか。


とにかく感服。

天までとどけ(DVD付)

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