秋田市立千秋美術館は宝の持ち腐れ

昨日の徘徊で、秋田には江戸時代、解体新書の表紙や中身の絵を書いた、小田野直武と言う天才画家がいたことを知った。
で、秋田市立千秋美術館のパンフレットを見ると、「収蔵」として、小田野直武の絵や、その仲間の佐竹殿様の秋田蘭画の絵が掲載されていた。
「これは見るしかない」と、朝10時の開館を待ち、大枚300円を払って、入場したところ、パンフレットにのっている見たい絵が一枚も展示してないではないか。
聞いてみたら、「9月から1か月しか公開しないんですよ」だと。
あんまりじゃありませんか。
確かに「収蔵」と「公開」は違うが、それならそうとパンフレットに明記すべきでは。
だまされた気分だ。
秘宝館の方がよほど良心的だ。
そもそも、観光の目玉にもなる秋田のほこる名画を公開しない理由がちょっと理解できない。
秋田市長にクレームのメールでも送るべきか思案中・・・。

角館

武家屋敷でも見るかと、新幹線を途中下車。
知らずに下りたのだが、角館は小田野直武の地元だった。
と言うわけで彼の石碑や銅像や分家やネタ本などがあちこちにあり、すっかり機嫌が直る。


武家屋敷の庭もチェック。
桜や紅葉も当然きれいだろうが。
大木の周りに巨石を立石としてダイナミックに使い、コケが広がる庭は、池泉式とも枯山水とも違う独特の味わい。