性同一性障害 受診2.2万人…認知広がり3年で7000人増

なんか微妙にコメントのニュアンスが違うな。
「手術を受けない人もいるので(医療に限らず)その対応を考慮しなければいけない」という感じだったのだが。
なんか、皆にとにかく医療を受けさせろ、というのは・・


https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170321-OYTET50053/
2017年3月21日 読売

ニュース・解説

性同一性障害 受診2.2万人…認知広がり3年で7000人増


 心と体の性が一致しない性同一性障害GID)で医療機関を受診した人は、2015年末までで延べ2万2000人に上ることが、日本精神神経学会の調査で分かった。3年前の調査より約7000人増えた。

 GID治療を行う国内の主要な26医療機関を対象に、診療記録に残る受診者数などをアンケート。15年末(一部は12年末)までに性別の違和感を訴えて医療機関を受診した人は、延べ2万2435人だった。受診者数は前回約1万5000人だったが、GIDが社会で広く知られるようになり、増えたとみられる。

 受診者のうち、体は女性だが心は男性と訴える人が66%、体は男性だが心は女性という人は34%だった。性別適合手術を受け、性別変更に必要な診断書を取って戸籍上の性別を変更した人は約4700人で全体の2割。女性から男性に変更した人の方が、男性から女性に変更した人より3倍以上多かった。

 調査結果には、同じ人が複数の医療機関を受診した例も含まれるが、「多くても全体の2、3割」(調査担当者)という。

 厚生労働省によると、3年に1度、「患者調査」として性同一性障害の人の数を調査しているが、調査した年1年間の受診者数しか数えていないという。

 GIDの治療は、ホルモン治療や手術などがあるが、精神療法のほかは健康保険の対象外で、本人負担は高額になる。GID学会の針間克己副会長は「手術の保険適用とともに、手術を受けていない人の医療をどうするかも考えなければならない」と訴える。