マザー・テレサ

映画「マザー・テレサ」鑑賞。
http://www.motherteresa.jp/

マザー・テレサ―かぎりない愛の奉仕

マザー・テレサ―かぎりない愛の奉仕

面白かった。
何でこんな善人に、次から次へと誹謗中傷、災難、困難がふりかかるのだろうかと。
でも、そんなピンチもマザー・テレサがほほえんだり、祈ったりすると必ず解決して道が開かれるのだが。
このあたり、映画としては「レイダース」的。
次々ピンチだけど、主人公は必ず、大丈夫、みたいな。


個人的にマザー・テレサがすごいと一番思ったのは、道端に倒れているインド人に、神を感じられるところ。
私も去年インドに行ったけど。
インドは、町中、物乞いする人とか、道で寝てる人とか、体が不自由なひとだらけ。
最初はびっくりするけど、すぐ慣れて、気にならなくなる。
私が冷酷無情だと、言われればその通りだけど。
でも、他の観光客も、気にせず歩いていたから、多分私だけではない。
でも、マザー・テレサは、そんな彼らが、いちいち気になり、さらには、神を感じることすらできた。
素直に感心する。


あと、言葉も一つ一つ、印象的だが。
最後の方、
「愛することは愛されること」
「許すことは許されること」
「与えることは与えられること」
「死ぬことは永遠に生きること」
と、反語逆説的フレーズがオンパレードだったけど。
このあたりは、キリスト教というより、インド思想っぽい気もする。
といっても、キリスト教もインド思想も良く知らないのだが。


それから、マザー・テレサを演じた、オリビア・ハッセーも熱演でした。
この人、布施明の元妻ということ以外は、詳しくは知らなかったのだが。