全文読んでみた。

今更だが読んでみた。
「生産性」に問題有りは言わずもがなだが、ほかにもおかしな事書いてあるかな、と。
http://blog.livedoor.jp/skeltia_vergber/archives/51543955.html
まあ、案の定、つっこみどころ満載で、はらふくるるわざになりそうなので、ちょっとだけ書くが。


>T(トランスジェンダー)は「性同一性障害」という障害なので、これは分けて考えるべきです。自分の脳が認識している性と、自分の体が一致しないというのは、つらいでしょう。性転換手術にも保険が利くようにしたり、いかに医療行為として充実させて行くのか、それは政治家としても考えていいことなのかもしれません。


保険適用、すでにされていること知らない?


>最近はLGBTに加えて、Qとか、I(インターセクシャル=性の未分化の人や両性具有の人)とか、P(パンセクシャル全性愛者、性別の認識なしに人を愛する人)とか、もうわけが分かりません。


性分化疾患に関しては、人類の有史以来認識されている医学的現象。
「もうわけが分かりません」とは、政治家に必要な最低限の理解力すら欠如しているのか。


> 多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころか、ペット婚、機械と結婚させろという声が出てくるかもしれません。現実に海外では、そういう人たちが出てきています。どんどん例外を認めてあげようとなると、歯止めが効かなくなります。


小学生並みの稚拙なロジック。



正直な感想として、きわめて稚拙な文章。
伝統的家族制度を保持したく、同性婚は日本の伝統に反すると考える保守派政治家であるならば、堂々と論点を整理して主張すればいいのに。
日本の保守派知識人もこういう文章をもてはやすとしたら、あまりにレベルが低い。
新潮社も、こういう稚拙な文章を載せて恥ずかしくないのだろうか。


保守なら保守なりに、知性と学識のある人に、読み応えのある論陣を張ってほしいものだ。