FTMを子宮移植のドナー候補とする問題点。

先日、京都大の菅沼先生の子宮移植の講演を聞いた。
そこで、子宮移植するときのドナーの手術は、11時間半(通常の子宮摘出は1時間半程度)かかること、通常の子宮摘出より広範な血管や神経の切除を行うこと、という話を聞いた。
FTMをドナー候補とすることの問題は山積していると思うが、このことも強い問題だと思った。
つまり、通常の子宮切除術より、ドナーになる場合には強いリスクや負担をかけることになる。
今年の手術手技研究会で、三原先生にこのことを質問した。
すると、やはりこれは国際的に検討課題になっているとのこと。
解決策として、移植を受ける側が、自分の他の部位の血管を移植する方法が検討されているとのこと。
有用な情報をいただいた。
今後も注視していきたい問題。