「日本軍と日本兵 米軍報告書は語る 」拝読。
実に興味深かった。
米軍から見た日本軍の分析。
「硫黄島」での栗林中将のオリジナルのように語られる、トンネル掘って徹底抗戦は、硫黄島前からあちこちで行われていた、
とか、
米軍は日本人捕虜に親切だったのは、人間愛からではなく、親切にすれば義理堅い日本人は、恩返しに軍の機密をべらべら喋るからだと
とか、も興味深かったが。
映画などを通じて、日本兵は結構アメリカ好きが多かった、
とか
LとRの区別がつかない、
とか
命令の元に集団で戦うのは得意だが、司令官を失うと個人ではまったく判断できなくなる
とか、
70年前戦争をした日本人が、今の日本人とまるっきり同じであることが、興味深くもあり、恐ろしくもあった。
- 作者: 一ノ瀬俊也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/01/17
- メディア: 新書
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