稲田朋美議員の主張

松浦大悟議員のtwitter稲田朋美議員の主張が載っていた。
稲田議員といえば、あの伊吹文明議員からたしなめられるほどの自民党を代表する保守派論客。
その主張は、あくまでも、家庭、家を大事にする。
だが、その主張が結果的に、DNAの関係を重視しないものとなり、FTMの嫡出子問題を擁護する論拠となるのは、まるでメビウスの輪のように、一つの価値観をつきつめると別の価値観につながるようで興味深い。
https://twitter.com/GOGOdai5/status/304180797458501632
稲田朋美氏【母子関係は分娩の事実により百パーセント明白であるが、父子関係はそうではない。単に生物学的な父子関係ではなく法的な父子関係というものを法制度として創設し、それによって、守るべき家庭の平和と子供の幸福を追求しているのだ。】『正論』より①
稲田朋美氏【家族は血のつながりがすべてではない。夫が妻の生んだ子を自分の子として愛情をもって育てたとすれば、それは生物学的な父子関係に勝る。】『正論』より②
稲田朋美氏【たとえ血がつながっていなくても父親としての愛情をもって子を育てることにより親子になる。そういう親子を生物学的親子よりも優先し、他人のおせっかいを許さないという奥ゆかしい父子制度が日本民法の考え方なのである。】『正論』より③
稲田朋美氏【安易にDNA鑑定を親子関係の確定に持ち込むことは、法制度としての親子関係より生物学的親子関係を優先することになりかねず、民法の婚姻制度、親子制度を根底から揺るがす結果になる。】『正論』より④