「すらすら読めてわかりやすい「新島八重」伝説」を読む。
新島八重。
今年の大河ドラマの主人公。
戊辰戦争で、男装して、官軍を鉄砲でうちまくった人物。
何者かと思い。
その後、洗礼を受けたり、兄嫁をいびって離縁させたり、日清、日露戦争で看護婦として働いたり。
エピソードが多すぎて、何者かますますわからなくなった。
描きようではいくらでも解釈可能なので、大河ドラマも脚本家の腕しだいだろう。
ただ、家族や知人を多く失ったはずの戊辰戦争を
P64
>「たとえ女でも強い心になり、戦いというものは、ずいぶんおもしろいものだ」
と肯定的に回顧していて、そんなに戦争が好きなのか、と個人的には好きなタイプの人間ではなさそうだ。
- 作者: 黒沢賢一
- 出版社/メーカー: 創英社/三省堂書店
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: 新書
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