セクシィ古文

『セクシィ古文』拝読。


日本は昔から性におおらかだった、と頭では知っていても、それ以上の知識はほぼなかったが。
この本は、日本の古典から性愛に関する、文章を具体的に引用し、まんがつきの明快な現代語訳。
たとえば、有名な古事記イザナギイザナミのセックスは。


>故、此の吾が身の成り余れる処を以て、汝が身の成り合はざる処を刺し塞ぎて、国土を生み成さむと以為ふ。
>(だから僕の出っぱりを君の空いているところに差し込んでふさぎ国を生もうと思うんだ。)


と明快に引用。
その後も、ペニス自慢、ゲイ、レズビアン、男装女性との性交、自慰、糞便愛、仏像との性交、などなど具体的例文のオンパレード。


>「裾の腰に、不浄染み汚れたり(スカートの腰のところに精液がついているよ)」
など、声に出して読みたい日本語、という感じであった。