「コスプレする社会 サブカルチャーの身体文化」に収められた、三橋順子さんの論文、「変容する女装文化」を読む。
性同一性障害概念出現以降の、女装業界のお話。
性同一性障害の人が業界からはいなくなり、趣味女装の人だけ残った、という展開かと思ったらそうではなく。
インタビューされた人たちは、自分たちを女性と自認しており、自然な気持ちから女性の服装をしているという。
ただ、身体的治療はあえてのぞまないだけだと。
医療現場だと、身体治療を望む人が大多数(特にMTF)だけに、ちょっと意表をつかれた。
あと、由美かおる的お約束である、三橋さんの入浴写真が掲載されていなかったのはちょっと残念だった。

- 作者: 成実弘至
- 出版社/メーカー: せりか書房
- 発売日: 2009/06
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